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イラストでわかる呼吸のしくみ2

 

前回は「呼吸の正しい仕組み」についてお話をしました。

 

今回は、それがうまくいかない場合の、お話です。

 

おもに、呼吸が浅かったり、反り腰といわれたり、レッスンに参加すると色々な先生に「肋骨をしまいなさい」と指摘される人が、ここに該当するとおもいます。

 

 

 

 

そもそも、なんでそんなに呼吸のことばっかり、きにするの?

 

 

 

 

と、思う方もいらっしゃると思います。

そちらから説明していきましょう。

 

 

 

 

一番の理由をまっさきに書きますね。

 

 

 

 

「一日中、一生、休む間もなく、呼吸をしつづけているからです」

 

 

 

 

前回の記事で、1日に2万回の呼吸をしていることに触れました。

例えば、体のバランスが崩れていて、呼吸に問題がある方は、首の筋肉を沢山つかって、呼吸を助けます。

それは、1日2万回。1週間で14万回。年間で……という具合に「呼吸が乱れる原因があることで、ものすごく首に負担をかけていることになる」のです。

 

逆に言ってしまうと、そういった細かいことの積み重ねで、慢性的なコリや痛みを感じている方は、正常な呼吸をできるようになることで、1日2万回。1週間で14万回。年間で……という首の負担が軽減するので、コリや痛みが楽になるかもしれません。

 

それは、コリや痛みだけでなく、引き締めたいとか、動きやすい体になりたいとか、いろんな目標に、共通して言えることだと思います。

 


リブフレアを知ろう

 

では、その呼吸がうまくいかなくなってしまう、代表的な状態をお伝えします。

 

その名も「リブフレア」

 

…かっこいい名前ですね。攻撃力が高そうです。

でもどっちかというと、自分の体にしかダメージを与えないかもしれません(笑)

 

 

名前はかっこいいのですが、これは身に覚えのある方、おおいいはずです。

 

 

【リブフレアはこんなひと】

・リブ(肋骨)が広がっている人

・お腹を触ると、いつも肋骨がボコッと出ている人

 

 

 

 

イラストにすると、以下のような状態です。

肋骨が横に広がりすぎてて、浮いているようになっています。

 

正常の方は、下のような感じ。

 

さてここで、前回の復習です。

 

呼吸をするときに、体は自然にこのように動きます。

 

息を吸う時:

  • 横隔膜が下がる
    →横隔膜が縮んで緊張する
  • お腹の筋肉(腹横筋)が広がる
    →腹横筋が伸びながら緊張する
  • 骨盤底筋が下にさがる
    →骨盤底筋が伸びながら緊張する
  • 肋骨が広がる


息を吐く時:

  • 横隔膜があがる
    →横隔膜が弛緩する
  • お腹の筋肉(腹横筋)がしぼむ
    →腹横筋が縮んで緊張する
  • 骨盤底筋が上にあがる
    →骨盤底筋が縮んで緊張する
  • 肋骨がしぼむ

 

 

・・・それがどうして、リブフレアとつながってくるのかって?

 

いやいや、めっちゃめちゃつながってます。

 

 

横隔膜が下がったり(緊張)、上がったり(弛緩)することで、息を吸ったり吐いたりできるのですが、リブ(肋骨)が広がってしまっているせいで、横隔膜が緊張しっぱなしになってしまうのです。

 

つまり、リブフレアの人は「うまく息を吐けません」

 

吐けないけど頑張って息を吸います。

息をそんなに吸える状態じゃないのに、吸おうとするから、やっぱり首の筋肉が、がんばって働くことになるので、首にも負担がかかります。

そして、首が働けば働くほど、どんどん呼吸は乱れて、負のスパイラルに…

 

というのが、リブフレアの人の呼吸。

 

つながりました?

 

 

上の [GOOD] イラストのように、「横隔膜(上)」「お腹(前)」「こし(後ろ)」「骨盤底筋(下)」の4つの壁が、上手く協調しあえるように並んでいるのが、呼吸も正常で腹圧も高いです。

 

 [リブフレア] の人は、その4つの壁の位置関係が乱れていて、お腹がぽっこり出やすくもあります。

 

 

 

では、それをどうしたら改善できるのか…

 

次回のリブフレア改善編をごらんください!

では!

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コメント: 1
  • #1

    まみ (火曜日, 24 4月 2018 17:29)

    では、それをどうしたら改善できるのか…

    この続きが知りたいです…