スキャプラプッシュ
目的:肩甲骨周りの支持力をよくする
注意点:お腹をもちあげるように押す
回数:10回
ひとこと:スキャプラとは肩甲骨のこと。文字通り、肩甲骨をプッシュする(押し出す)運動です。
肩甲骨を押し出す「前鋸筋」という筋肉と、「外腹斜筋」が連動して働くことを利用しています。
手で押す力は、腹筋につながる。反り腰(背中)の方は、ほとんどの人がやったほうがいい種目でしょう。
アロー
目的:上の方の背筋と、多裂筋の活性化
注意点:腰を反りすぎないように
回数:6回
ひとこと:両腕を床から持ち上げることで、肩の後ろ側の筋肉が活性化します。
このあとにスワンの「手で床を押す」という日常に近い動作をすることで、「手を使うが前肩にはならない」という、猫背改善の動きの習得につながるでしょう。
スワン
目的:上の方の背筋を活性化する
注意点:腰を反りすぎないように
回数:6回
ひとこと:猫背姿勢の方で、とくに背中の丸みが強い方が初めてこの動きをすると、大体の確率で、「頭からもちあげる」のではなくて「頭がさがった猫背姿勢のまま、背中をもちあげる」ように動きます。動くときは、まず頭から順番に背骨が伸びていくことを、しっかりイメージして行いましょう。
スイミング
目的:背筋の活性化、肩の柔軟性の改善
注意点:腰を反りすぎないように
回数:4往復
ひとこと:この運動は「スワン」というエクササイズとセットで行ってみましょう。
肩こりの強い方、肩のコントロールがまだ不安定の方は、肩をすくめたままエクササイズをしているのをよく見かけます。
手をバンザイしてもちあげても、肩甲骨をおしりのほうにおろしたまま動かす訓練だと思って、トライしてみましょう。
スイミング(修正)
目的:体幹、肩の安定
注意点:頭を下げない
回数:5往復
ひとこと:四つ這いになることで、重力の影響で頭(5kg前後の重さがあります)が下がりそうになります。
その重力にあらがい、ちょうど良い頭のポジションを保ちながら行うことで、背すじ全体の活性化、姿勢の改善につながります。
また、スイミング同様に、肩をすくめずに動かす訓練だと思ってトライしてみましょう。
リバースプランク
目的:胸、肩周りの柔軟性の改善
注意点:肩をすくまないように
回数:6回
ひとこと:ピラティスは「ちょうど良いポジション(ニュートラルポジション)」を保ったまま動くようにすることで、「ちょうど良い動き」を再学習するエクササイズです。リバースプランクはまさに「肩が広がったまま」「肩をすくめない」という姿勢をとったまま動かすエクササイズですから、そこが崩れてしまわないように気をつけます。行うほどに、肩や胸がとてもスッキリしていくのを感じられるでしょう。
ソラシックツイスト
目的:背骨、胸、肩周りの柔軟性の改善
注意点:腰を反りすぎないように
回数:5回ずつ
ひとこと:動画の私の足に注目してください。最初は床から浮きそうになっていましたが、最後のほうではあまり影響をうけなくなっています。
とり直そうかと思いましたが、わかりやすい柔軟性の改善例だったので、そのままにしておきます。
4スタンスストレッチ
目的:背中の筋肉のストレッチ
注意点:おでこは手にのせましょう
回数:20秒ずつ
ひとこと:とても気持ちよく背中の筋肉が伸びるストレッチです。
バリエーションとして、伸ばしている手のひらで床を押して、さらに遠くに押しやるイメージをもってみます。
同時に、お尻を少し後ろに引くつもりになってみると、背中の筋肉が前後に伸び合い、またストレッチ感に変化が出るでしょう。
胸のストレッチ
目的:胸の筋肉のストレッチ(立位)
注意点:肩をすくめないように
回数:20秒ずつ
ひとこと:たって行える種目です。休憩中など、壁や机の角を利用したりして、いつでも行えるストレッチです。