ダイエット目的のクライアントさんが「できれば毎日がんばります!」とおっしゃることがたまにあります。
その心意気はすばらしいですね!モチベーションばっちりです。
でももちろん、今まで運動していなかった人が、トレーニングを毎日なんてやったら、1ヶ月しないうちに体を壊しちゃいますから(笑)どのくらいの休養が必要なのだろう?というお話です。
また、休養とは「睡眠」を指す言葉でもありますが、毎日の食事「栄養」と同じくらい、毎日の自分のコンディションに深くかかわってきています。
いわゆる、痩せやすい体質か、そうでない体質なのか、という重要な所にも関わってきます…!
毎日の睡眠についても考えてみましょう!
何時間ねていますか?
「痩せるためにはどうしたらいい?食事編」この記事の最初の方で、自分の生活習慣を思い出して、現状を把握してもらったのを覚えていますか?
その項目に、
「1日の睡眠時間は、平均何時間くらいですか?」
というものがありました。
…さて、何時間でしたか?
なぜかといいますと、海外や国内などの色々な機関で、睡眠と肥満の関係が研究され、データとしてはっきりとした結果が出てきています。
それは…
「睡眠時間が6時間以下だと、肥満率が高い」
「7〜8時間の睡眠が最も肥満率が低い」
「睡眠が6時間以下の場合は〈食欲が増して〉〈満腹感を得られにくくなる〉ホルモンバランスになる」
※レプチンという食欲抑制ホルモンが減少し、グレリンという食欲増進ホルモンの影響で、炭水化物など高カロリーなものを欲するようになるそうです
このようなデータです。
(気になる方は『睡眠 ダイエット』『睡眠 肥満』などで検索してみましょう^^)
つまり、せっかく運動をがんばって、食事も気をつけているのに、睡眠不足ゆえに太りやすい体質が変わらないのなら、毎日の努力がすごくもったいないですよね。。
ちなみに、トレーニングで、傷ついた筋繊維を回復する時間もおもに「睡眠時間」です。
だからお伝えしたいことはこれです。
「もし、短い睡眠が毎日の習慣になってしまっているようなら、間食と同様に〈生活の切り替え〉を考えてみましょう!」
頭もスッキリするし、集中力も高まるし、快適ですよ!
食事と同じで、「毎日必ず」ではなく「できるように自分の生活を見直してみる」ような気持ちで、少しずつ変えてみるといいですね。
毎日(連日)筋トレをしていませんか?
たくさんつめこめば、早く痩せそうな気がするのは、わかります。
わかりますけど、決してそんなことはありません(笑)
では、
どれくらい休んだらいいんですか?
本当にダラダラしててもいいんですか?
という話です。
※トレーニングと休養とパフォーマンスアップの関係に関しては、「超回復理論」「フィットネス-疲労論」という専門的かつシンプルなな理論がありますが、かいつまんで、わかりやすくまとめてみますね。
気になる方は『超回復』『フィットネス疲労論』で検索!
結論を先に言いますね。
考え方をしっかり頭に入れておきたい人は、最後まで読んでみてくださいね^^
「トレーニングで連日体をいじめるのは、筋力ダウンとケガに繋がる」
「休みすぎると元に戻る」
だから具体的な運動のペースとしては、
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筋トレをするのは週1〜3回
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連日ではなく、1〜2日筋肉を休ませて行うこと
(例えば、月&火で筋トレではなく、月&木で行う)
(疲労が強く残っている状態で、連日の筋力トレーニングをすると、筋肉量は疲労で減少する)
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ただし、身体をそんなに疲労させない<ピラティス><ストレッチ><軽快な有酸素運動><疲労させすぎない程度のトレーニング>などは毎日やってもいいし、行った方が快適に動けるようになる。ただし疲労がたまっていてストレスになるなら休む
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「筋肉量」は、2〜3週間休んでもすぐに減少はしていかない(「筋力」は一時的におちます)
しかしトレーニング初心者は、筋肉量がまだあがっていないこと、筋力の使い方を体が記憶しきっていないことから、減少スピードは早いと考えられます。
数年にわたり長くトレーニングを続けている人は、長期間トレーニングを休んでもそこまで筋肉量は減少していかない(減少スピードはゆっくり)
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ただし、50代以降からは、筋肉量の減少スピードが加速度的にはやくなっていくので、長期間の完全休養はさける。
※筋肉量の加齢による変化率については、TANITA様の画像を拝借いたしました。
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さて、この運動のペースの考え方を、図として簡単に作ってみました。
まずは、トレーニングをすると、直後は疲労で筋力やパフォーマンスが下がります。
トレーニングをした翌日の、からだがクタクタの時に、昨日より早いスピードで走れとか、昨日よりスクワットをたくさんするとか、できないですよね?
やったとしても、すごいストレスになるはずです。
『きついトレーニング直後は、パフォーマンスレベルがさがります』
でも、そこから2〜3日ほどすると、疲労も消えてきて、以前より筋力があがったり、すごく動きやすくなります。
『トレーニングから2〜3日後に体のパフォーマンスがあがります』
でもそこから、じょじょにパフォーマンスレベルは落ちていきます。
『放っておくと、元に戻ります』
『加齢を考えると、さらにそこから放っておくと、パフォーマンスレベルは徐々に下がっていきます』
なので、効率の良い運動ペースは、以下の図のようなペースになります
トレーニングをした直後は、疲労で筋力がさがります。
だから2〜3日後にパフォーマンスが上がっている時にトレーニングをすると、最も効率よく筋力が上がっていきます。
だから、やっぱり週2〜3回のトレーニングが、1番目に見える効果が出やすいのですね!
週1回でも、きちんと(負荷をかけた)トレーニングができていれば、ゆっくりゆっくり筋肉量はあがっていくので、焦らなくても大丈夫。
なによりも、やっぱり継続することで…
「休んでも、すぐには筋肉量が落ちていかない体質(代謝がすぐには下がらない体質)」
に、体をデザインしていきたいですね!
運動は、「やれば身体が変わる」のではなく、「続けると身体が変わる」のです。
休養編のまとめ
さて、ここまでのお話をまとめていきましょう!
- 睡眠を7〜8時間とれていないと痩せにくく太りやすい体質になっていくので
「もし、短い睡眠が毎日の習慣になってしまっているようなら、間食と同様に〈生活の切り替え〉を考えてみましょう!」
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筋トレのペースは週2〜3回がベスト。でも週1回でもゆっくり向上していくので焦らないこと。
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疲労の強く残っている時にトレーニングを連日行うと、逆にパフォーマンスはどんどん下がっていきます。ということは、痩せたいのに代謝もあがりません。
体に疲労が強く残っている時は、コンディショニングや、休養をとることでさらなるパフォーマンスアップ(代謝アップ)が期待できます。
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ピラティスなどのコンディショニングや、疲労を残しすぎない(追い込まない)筋トレや有酸素運動などは、連日やっても問題ありません!むしろ動きやすくなります。
ただし、疲労を感じてストレスになるようなら休みましょう。
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「休んでも、すぐには筋肉量が落ちていかない体質(代謝がすぐには下がらない体質)」
を目指して、運動を続けることで体を変えていきましょう!
いかがでしたでしょうか?
ここまで、
この健康の3大柱にそって、痩せるために大事なことをお話しさせていただきました。
でもこれは、けっきょくは健康で快適に過ごすための3大柱と、なんら変わりなかったりします(笑)
これらのお話が、お読みいただいたみなさんにとって、なにか生活に変化をだすきっかけになれば、本望です!
ではまた!