ある程度の年齢にいくと、膝を悪くしている方が、多いように感じますね。
スポーツをしていても、膝を傷めることは多いです。
膝を傷める原因はどこにあるのか、考えてみましょう。
まず、膝が痛いと聞いて、パッと思いつくパターンは…
「変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)と医者に言われた
「半月板を痛めた(はんげつばん)
「靭帯を痛めた」
「わからないけど、階段を下りるとき痛む」
「時々痛いこともある」
こんな感じの方が、多いのではないでしょうか?
原因がレントゲンではっきりするものもあれば、よくわからないものもあります。
膝が痛くなっちゃったのは、膝が悪いから
と、思いたいところではありますが、膝は【被害者】ではないかと思うんです。
※本当に生まれつき膝に疾患があったり、交通事故などで膝を悪くしてしまう場合もあります
さて、なんの被害者なのか??
では、容疑者(ホシ)を当てに行きましょう!
まず、現場周辺の地図を見てみましょう (悪ノリですね)
膝周りの関節に注目です。
頭
首(頚椎)
胸(胸椎)
腰(腰椎)
ももの付け根(股関節)
ひざ(膝関節)
足首(足関節)
こんな感じに、関節が並んでいますね。
関節といったら、なんだか動きそうな部分な感じがしますが、実はこれ、全部が動いたらタコみたいになっちゃうので(笑)
「動く関節(モビリティ)」
「そんなに動かさない関節(スタビリティ)」
に分かれています。
膝は、そんなに動かさないスタビリティの関節ですね。
まあたしかに、曲げ伸ばしがメインで、それ以上の動きは、あんまりできないですね。
膝の下、足首は、モビリティ、つまり動かす関節。
膝の上、股関節も、モビリティ、やはり動かす関節。
なるほど、守る関節(膝)は、動く関節(足首と股関節)に挟まれているのです。
さてここで質問です。
こんな人、いませんか?
「足首が固くてしゃがめなーい、しゃがむのつらーい」とか
「股関節、固いんですよ~ほら!」 とか。
容疑者発見です!!
もし、足首が固かったら。
もし、股関節が固かったら。
変な動きをしていたら。
その真ん中に挟まれている「被害者」の膝は、曲げ伸ばし程度の柔軟性しかないのに、
あっちにひねられたり
こっちにひねられたり
膝ばっかり曲がったり
伸ばせないはずのところまで伸びたり
こんな風に、動くはずで、動けなくなった股関節と足首の負担を、膝が背負いまくってしまうのです。
痛くなりそうでしょ?
だから、 膝が痛いのは、多分、膝が悪いんじゃないんです。
膝の周りの「股関節」や「足首」が、サボってしまうから、膝に負担がかかってしまった結果なのかもしれません。
というわけで、次回はその負担を取るためのエクササイズをご紹介していきます!
ではでは