代謝をあげるのに、必要な運動

 

代謝を上げたい。

これはやせたい、コリをとりたい、痛みをとりたい、いろんな悩みを持つ人に、共通の要望だったりします。

さて、そのために、どんな運動を、どんな頻度でやったらよいのか、考えてみましょう。

 

 

じゃあまず、そもそも論として、代謝ってなんですか!

っていう話からしますね。

 

 

 

★1日の消費エネルギー★

①基礎代謝(70%)+②生活活動代謝(20%)+③食事誘発性熱産生(10%)

 

①の基礎代謝は、体を動かすための代謝

 →そもそも生きているから体熱がある

②の生活活動代謝は、動くための代謝

 →動くと熱い

③の食事誘発性のやつは、食後の代謝の活性化

 →食べたら熱い

 

 

おそらく、みなさんのいう「代謝をあげたい」というものは、「基礎代謝をあげて太りにくい体にしたい」という意味だと解釈して、お話をすすめます

 

 

 

では、基礎代謝って、なんなんでしょう。

いったいなにできまるのでしょうか?

よいサイトがあったので、基礎代謝の内訳を以下にかきますね。

 

 

↓基礎代謝の内訳↓

全身  :100%

骨格筋 :22%

脂肪組織:4%

肝臓  :21%

脳   :20%

心臓  :9%

腎臓  :8%

その他 :16%

〜厚生労働省 eヘルスネットより抜粋〜

 

 

 

なるほど、つまり、「筋肉」「脳みそ」「肝臓」が代謝のほとんどを占めているわけです。

そうなると、自分でなんとかできそうなのは、やはり「筋肉」ですね。

 

※しかも、筋肉量は、20代から高齢になるまでに、30~40%程度減少します。

つまり年をとればかならず筋肉量は少なくなっていき、同じ生活をおくっていても、脂肪がつきやすくなっていきます。

だからやっぱり、「筋肉量」の加齢をなんとかひきとめ、「代謝」を上げる=長期的に見て「代謝」を維持する、ことは大事ですね。くわしくは「30〜40代のひとに本気で考えてほしい筋肉のはなし」をご覧ください!

 

 


こんな運動で基礎代謝をあげよう

 

骨格筋、つまり筋肉の「量を増やし」「活性化する(普段からよく働くようにする)」ことが大事というわけです。

 

 

 

【筋肉の量を増やす(維持する)ためのステップ】

 

  1. できれば体組成計にのってみよう
    →現状を数字でみると、増えたり減ったりがわかるので、今後に役立ちます

  2. 全身の筋トレをしよう
    →デスクワーカーさんは、特に上半身の筋力が落ちていることが多いです。プランクや、腕立て伏せを出来るようになろう
    太ももの筋力は、20代から高齢になるまでに、40%近く落ちていくと統計がしめしています。スクワットや、ランジをしましょう

  3. 「筋肉」が疲労を感じるまでやろう
    →よく、つかれた〜ってすぐやめちゃう初心者の方がいらっしゃるのですが、その疲れたのは「気持ち」ではありませんか? 笑。使った筋肉に、疲労はたまりましたか?
    「筋肉」に疲労がたまることで、やっと成長ホルモンとかも出てきて、効果が現れます。


  4. 筋肉が疲労を感じたら30~60秒休み。そうしたらもう1セット!
    30~60秒休んだら、もうその疲労はなくなってますね?知っていますよ。
    そうしたらもう1セットおこないます。
    よっぽどの熟練者じゃないと、1セットだけで筋肉を使い切ることは、実はできないんです。熟練ではないのだからこそ、トータルで2~3セットを行うことで、やっと筋肉をつかいきり、効果が現れます。

  5. 週2回以上やってみよう
    →週1回だと、最初のうちはゆっくり向上すると思いますが、すぐ向上しなくなると思います。なぜなら圧倒的にそれは運動不足が勝っているからです。。
    週2回行うと、けっこう!ほんとうに!歩きやすさなど、わかりやすい変化がありますよ。

  6. 習慣にしましょう
    なぜならば・・・これを読むとわかると思います。
    「カギャクセーの原則」

 

 

まずは、下の動画のものからチャレンジしてみよう!


「プランク」

最初はきつく感じるかもしれませんが…精神とともに肉体を鍛えると思って続けてみましょう!

意外とすんなり普通にできるようになりますよ。
これをのりこえた経験があると、トレーニングに対する心と身体の耐性を養えます。(たぶん)

30秒を2~3セット(休憩30秒)


「プランク(レッグプル)」

プランクのレベルアップバージョン。

股関節の支持力もつきます。

10往復を2〜3セット(休憩30秒)できれば、自分に自信もつくでしょう。


「サイドプランク」

最初はきつく感じるかもしれませんが…精神とともに肉体を鍛えると思って続けてみましょう!(二回目)

体を3Dにトレーニングすると考えて、プランクを行ったら、サイドプランクもやりましょう。

30秒を2~3セット(休憩30秒)


「スモウスクワット」

最初はきつく感じるかもしれませんが、実は、運動前にやるのに適したトレーニングなんです。

腿の前側を使うことで、腿の裏側をのばす。きついのは、おそらく自分の腿の裏側がカタイせいです 笑

15回を2~3セット(休憩30~60秒)


「フロントランジ」

前あしと、後ろあしで効果が少し違う運動です。前足は、階段を登るためのお尻の筋肉もつかわれ、後ろ足は、坂道を降りる時のようなブレーキをかける太ももの前側の筋肉が使われます。

10回を2~3セット(休憩30~60秒)


「オーバーヘッドスクワット」

そもそも、下までしゃがめなくなっている状態は、動物としてまずいと思うのです。

足首、膝、股関節、全ての可動域を使ってやろうではありませんか。

15回を2~3セット(休憩30~60秒)