「家でやってはみたけれど、フォームがあっているかはわかりません」
この言葉は、自分でエクササイズしてくれた方が、ほぼ100%の確率で回答してくれるお言葉です。
自分でやっても、うまくできているかわからない。
でも自分自身でエクササイズ効果をもっと出したい!
そのために通る4つのステップの話。
まず、知っておいてほしいことがあります。
「運動は、いきなり出来るようにはならない」
あたりまえだって?
はい、そうです。
あたりまえなんです。
運動も、ヒトとしての学習のステップが必要なのですよ。
「エクササイズのフォームがあっているのか?自分自身でもっと効果をだすためには?」
を知るためには、学習のステップで考えると、今何をしたらよいのかがわかってきます。
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運動学習のステップ①
「 何を意識していいかわからないし、もちろんその運動は(わからないから)できない」
◆こんな方◆
・初めてピラティスやエクササイズを行う方
・数回目の方
・慣れてないエクササイズをする方
◆こんな状態◆
・イラストのように、「どういうことだろう」というハテナマークが、本当にたくさんある状態
・それが大事だということがわからない段階のため、「耳にはいってこない」状態
・こうなっているよ、というアドバイスをしても、自分でその自覚が生まれない状態
(社会人でいうなら、新入社員で何をしていいかわからず、何をしたら怒られるかもわからず、うろうろしている段階です(笑)そして、上司にいわれた重要事項も、重要だという認識がないため、抜けていってしまいます)
◆こうやってステップをあがろう◆
インストラクターに指導を直接うける段階です。
(パーソナルレッスンがベスト。少人数のグループレッスン※10人未満程度でも長期的に見ればOKかも)
DVDや動画をみてエクササイズをしても、自覚がないのであまり変わらないかもしれない時期。
姿勢や動きの問題点を、指導者に抽出してもらうことが重要です。
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運動学習のステップ②
「 意識はできるんだけど、体がそれをできない!」
◆こんな方◆
・ピラティスやエクササイズに少し慣れてきた方
・ほんの少し、体の変化を感じられてきた方
◆こんな状態◆
・イラストのように、「わかっているけどできない!」という状態
・問題点や改善点はわかってきているので、モチベーションは高い状態
・自覚はあるけどできない!ので、試行錯誤を楽しむ状態
(社会人でいうなら、上司のフィードバックをうけて、なるほど〜と思ってはいるけども、自分のつくるプロジェクトはやっぱり問題がおおく、なんでだろ〜と、試行錯誤している状態)
◆こうやってステップをあがろう◆
・何が問題かはわかっているけども、もうちょっと手助けが必要な状態なので、ステップ①と同様にインストラクターの助けを借りましょう
・反復して何度もトライすることで、「運動の感覚」や「体の変化」が何かしら出てくるはずです。その変化を楽しみましょう!
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運動学習のステップ③
「 意識すれば、できる!!」
◆こんな方◆
・ピラティスやエクササイズになかなか慣れてきた方
・体の変化を感じられてきた方
・慣れてきてモチベーションが下がりそうな方
◆こんな状態◆
・イラストのように、「意識したらできる!」という状態
・運動に対する自信が、ある程度ついてきた状態
・意識すればできる!ので、出来るとことを続けることで、マンネリ化しやすくもあります
(社会人でいうなら、一通り仕事をこなせるようになってきた新入社員が、だんだんと中型にさしかかり、あたらしい仕事の壁をつくることで、ステップアップやモチベーションの維持が出来る状態)
◆こうやってステップをあがろう◆
・自分自身でエクササイズを反復することで、効果がでてくるようになります!体のメンテナンスや、軌道修正のためにインストラクターを利用しましょう。
・意識して出来るようになった運動は、なんども習慣的におこなうことで、次のステップに進みます。もう苦にならないと思うので、習慣的におこなってみましょう!
・ヒトは少しレベルを上げた障害がないと、なぜかモチベーションは下がりやすくもあります。そういったモチベーションを保つためにも、グループ/パーソナルレッスンを利用しましょう!
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運動学習のステップ④
「 無意識にできちゃっている…!」
◆こんな方◆
・エクササイズが習慣化して自然にできる方
・姿勢が普段からよくなってきている方
◆こんな状態◆
・イラストのように、「意識しなくても出来る!」という状態
・エクササイズをすること自体が習慣化してきているので、自然に行える状態
(社会人でいうなら、いろんなプロジェクトを経験して、自分のスタイルややり方ができあがって、成果を上げられるようになってきた状態)
◆こうやってステップをあがろう◆
・運動をすることは苦ではないはずです。習慣としておこないましょう!
・インストラクターに定期的にチェックをしてもらうことで、無意識のズレや歪んだ動きを、軌道修正しましょう。
・いろんなスポーツにトライしてみても、とてもいいでしょう!!
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イメージできましたか??
運動の内容や、体の部位によって(肩はコントロールできるけど股関節は難しい!など)うえの4つのステップは変わってくると思います。
自分でやる部分、運動のプロに任せる部分、使い分けをできるようになれれば、本望です!
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