こっているところは、のばせばいいの?動かせばいいの??

 

コリは、血行不良なんだからのばせばいい。

縮こまってるんだから伸ばせばいい。

…ということで全部解決してくれたら、簡単でたすかります(笑)

 

 

でも確かに、血行不良のところを、動かすことはします。

縮まっているなら、伸ばすこともします。

 

 

先に結論を言ってしまうと、

「ちょうど良いところで、動かすようにします」

「ちょうど良いところで、動かせるようになってもらいます」

 

たとえば、肩こりの方や、首が痛い方は、このような猫背の人がたくさんいらっしゃいます。

 

この人の場合、なんで肩がこっちゃうかというと、「姿勢が崩れているから」というのが大きな要因です。

 

どのように崩れているか説明しましょう。

  1. 頭がまえにでているから、肩と首がこる
  2. 肩が前に出ているから、肩がこる
  3. 腕が内巻きになりすぎていて、肩がこる

 

そして、そういう姿勢をとっているとき、筋肉のバランスが崩れていきます。

この方の場合は、絵にかいてあるとおり、おおまかにいうと、「胸の方の筋肉が、硬く縮こまっていている。肩甲骨周りの筋肉が、伸びて固まっている」可能性があります。

 

 

だからやっぱり、縮こまっている胸の筋肉は伸ばす必要があります。

こりかたまっている肩甲骨あたりは、動かす必要があります。

 

 

 

 

 

…でも、でも!

それでおわったら、すぐ元に戻ってしまうじゃないですか。

 

 

 

 

 

 

だから、

 

「ちょうど良い姿勢のところで、動かすようにします」

 

 

 

ということは、この人にとっての、ちょうど良い姿勢での運動は【”胸が伸びて” ”肩甲骨周りを使っている感じ”がします】

 

 

でも、一緒に運動をしている時には「ちょうど良い姿勢での動き」ができても、一人になってできなくなるなら、やっぱりモトノモクアミですから

 

「ちょうど良い姿勢で動かせるようになってもらう」まで、反復して行います。

 

※反復の重要性は、カギャクセーの原理の話でも触れています

 

 

 

 

 

ピラティスって、まさにそういうエクササイズですよね、思い出してみましょう^^

 

「ちょうど良い姿勢」のニュートラルポジションを崩さないように、股関節のみをうごかす「クラム」

「ちょうど良い姿勢」のを作るために、せすじを伸ばす「スワン」は、胸を縮こませていると、できないエクササイズ。

「カールアップ」では、首をまげすぎて猫背になったり、肩をすくめたりしていると、私がツカツカと歩み寄ってきて、「ちょうど良い姿勢」に修正させてもらっています(笑)