お腹のひきしめ〜ぜい肉編〜

 

 

フッキンをしたり、ピラティスでインナーマッスルをきたえたり、はたしてそれだけでお腹は凹むのか、というはなし。

 

 

もちろん、気になっている部分をトレーニングしたい気持ちはわかります。

 

 

お腹のひきしめ〜キンニク編〜で、土台をしっかりしなければ、お腹はぽっこりしたままだ、というお話をしました。

このばあい、この下の方の場合は、それができたらナイスボディラインになるでしょう!

痩せ型で、脂肪の薄いこの方は、ランニングや糖質制限をしても、このお腹ぽっこりは解決しないのだけど、土台を引き締めるお腹の運動が必要だよ、というのが〜キンニク編〜のお話でした!

この人は、脂肪がそもそも薄いので、土台をしっかりしてあげたら、いい感じになると考えられます

 

(しかし、このお腹の土台をしっかりするために、ひょっとしたら股関節の活性化や、上半身の柔軟性向上が、必要になる可能性はあります。それはまた別の話)

 

 

 

 

…しかし、この下の方たちは、それだけでは解決しません。

 

上の男性は、「土台からぽっこり」していて、「脂肪もタップリ」ある方。

(運動不足で体格の大きい方)

 

 

下の男性は、「土台はしっかり」しているのだけど「脂肪がタップリ」ある方。

(過去にスポーツをしていたことのある人に多い)

 

 

 

そう、共通するのは「脂肪がタップリ」

 

 

 

 

つまりですね、結論から言いますと、

 

「お腹をひきしめたかったら、フッキンだけしてても×です。

あなたの手でつかめるその脂肪を落としたければ、食生活の改善か、有酸素運動が必要です!」

 

 

はい、もうこの一言につきます。

 

 

お腹がきになるから、腹筋するのはわかります。

たしかに、うまく働いていない筋肉の場所に脂肪はつきやすかったりするので、あながち間違えでもありません。

でも、それでは脂肪はおちません。

なぜ脂肪が落ちないかというと、それは脂肪を落とすための運動ではないからですが、それについて詳しくはトクイセーの原理をごらんください。

脂肪を落とすのに脂肪1kg につき、7000kcalの消費が必要ですが、 フッキン運動じたいは、脂肪の消費にはそこまで役立ちません。

 

 

 

つまり、お腹をひきしめるのには、どうしたらいいかというと…

 

□土台をひきしめるために「腹圧を正常化するフッキン運動」が必要

□脂肪を落とすために、食生活の見なおしか、計画的な有酸素運動が必要

 

ということです。

 

 

 

さて、これで、「ピラティスは体幹をきたえるからお腹のひきしめにいいかも」と思って、ピラティスをやっている方、ほかに何が必要かわかりましたね?

 

「まだお腹の筋肉ぜんぜんつかえないよ!」っていう方も、脂肪をへらすためのことと、一緒にピラティスをつづけてみたら、効果がわかりやすくて、やる気がもっと出るかもしれませんよ?

 

 

みなさんに、ひつようなのは何でしょうか?

考えてみて、自分に必要な運動をセルフメイドしてみましょう!