お腹のひきしめ〜キンニク編〜

 

お腹をひきしめるには、腹筋をしたらいいですか?

な〜んて、よくいわれます。

そうですね、フッキンをするのはいいですね!

そもそも運動をしようという気持ちがうれしいです^^

 

 

…でも、そのフッキンにどういう効果があるのか、わかってやっていますか??

 

 

さて、ではフッキン運動が必要そうな、下のお二人をごらんください。

このおふたり、女性の方はやせ型タイプ、男性の方はぽっちゃりタイプさんですね。

 

 

似ても似つかぬ二人ですが、このお二人には共通していることがあります。

 

 

それは、「コアの筋肉」が弱いこと。

はてそれはどういうことかというと、こちらをご覧ください。

 

 

ひと口にフッキンといっても、腹筋は何層にもなっていて、さまざまな役割があります。

 

*内臓を体におさめるように、「腹圧」をコントロールする「腹横筋」

*腹横筋とともに「腹圧」をコントロールしたり、姿勢を保持したり、体を曲げたりひねったりする「外腹斜筋・内腹斜筋」

*他の腹筋とともに「腹圧」をコントロールしたり、シックスパックをつくったり、体を前に曲げたりする「腹直筋」

 

 

おや、腹筋のはたらきをみてみたら、「腹圧」という言葉がたくさん出てきましたね。

 

腹圧がなにかというと、腹腔(おなかのなか)の圧力をしっかり保つということ。

つまり、内臓がちゃんと人間の形におさまるようにしたり、食べたら食べたぶんだけお腹がボコボコにならないようにしたり、排便するためにいきんだりなど、お腹の筋肉が、お腹の圧力を正常に保つ能力のことをいいます。

 

 

だから、うえのイラストのおふたりは

 

 

▪️女性…やせ型なのにお腹がポッコリ

脂肪は少ないのに、内臓を体に押さえつける「腹圧」を保つための腹筋がよわい!

 

▪️男性…ゼイ肉もあってお腹が全体的にポッコリたっぷり

脂肪もたっぷりついているけども、そのなかの内臓を抑えるための「腹圧」を保つ腹筋もよわい!

 

ということなんですね。

みなさんは、どちらにちかいですか?

 

そして気づきましたか?

そう、このぽっちゃり男性のゼイ肉がおちたところで、やせ型なのにお腹ぽっこりしてる女性のようになってしまうんです。おなかはひっこまないのです!

だから、ランニングしたり、糖質制限だけしていればいい、ということではないのですね。

土台からのひきしめが大事です。

 

 

こういう、土台からひっこまさないといけない方には、腹圧を正常に保つための、【呼吸を使ったエクササイズ】がおすすめです。

 

 


【デッドバグ】

体幹を保つエクササイズ。

腹圧を保たないと、背中や腰が反りすぎたりしてしまいます。

仰向けなので、お腹のエクササイズとしては、重力的にもっともやりやすいかたちになります


【ベア】

四つ這いで体幹を保つエクササイズ。

デッドバグを、上下逆さまにした姿勢ですね。

つまり、重力的に、内臓が床の方にどんどん落ちていってしまうので、腹圧でそれを保つ必要があります。


【サイドプランク】

横向きなので、体がねじれたり、そったり、丸まったりしないように、しっかり体幹を保つ必要があります。

3D(立体的に)体幹や腹圧を保つ練習をしましよう。

この動画だけ、アフレコしそびれていることは、ご愛嬌です!