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運動効果を出すための原理③「トクイセー」

写真のエクササイズで、えられる効果は【体幹の安定】

さて、スポーツをしたいあなたに、痩せたいあなたに、体力をつけたいあなたに、このエクササイズは有効でしょうか…?

 

 

その疑問を解決する考え方が「特異性の原理」

この特異性の原理を、教科書はこんな風に表現しています。

 

 

〜トレーニングの効果は、トレーニングをした内容により特異的に向上するという原理〜

<NESTA-PFT 教科書より抜粋>

 

 

それがどういうことかというと、たとえば、痩せたいあなたに写真のエクササイズは有効か?

ということで説明しますね。

 

 

痩せたいあなたにとって、このエクササイズは、体幹を引き締めるのに「やるべきエクササイズ」です。

しかし、「痩せたい」=「脂肪を落としたい」

ここには、直接結びつきません。

 

 

そもそも、脂肪を落とすには、脂肪1kg落とすのに、大体7000kcalを消費しなければなりません。

 

 

このエクササイズは、体幹の筋肉をつかえるようにして、「体幹をしめる」にはとてもいい運動です。

しかし、その周りについているふわふわとした「脂肪を落とす」には、「7000kcal/脂肪1kg」にあたる消費量が必要になります。

その消費には、運動でいうと「有酸素運動」が必要となり、生活の改善でいうならば「食生活の見直し」が必須となります。

 

 

そう、このエクササイズは「体幹の安定」を特異的に向上させますが、それいがいの「脂肪を落とす」役割は、あんまり持っていないのです。

つまり、「痩せたいのだったら、脂肪を落とすための活動が必要」ということです。

(しかし逆に考えてみて、お腹をひきしめたい人が、有酸素運動やカロリー制限のみをしていても、そのお腹を引き締める筋肉がしっかりしていなければ、お腹はぽっこりしたままかもしれません)

 

 

 

 

もしくは、ランニングをもっとできるようになりたくて、雑誌でランニングには体幹が必要ってきいたから、体幹トレーニングをしようかな、と思ったとします。

それはランニングの補強としてとってもいいことなんですが、ランニングに必要な「心肺持久力」は、体幹トレーニングやピラティスではアップしません。

やはり「心肺持久力」をあげるための有酸素運動など、そういった運動が必須になります。

 

 

 

どうでしょう?

 

思い返してみてください。

あなたのやりたいことを、かなえてくれる運動や、生活習慣をとりいれていますか?

 

 

…もちろん!

あなたの目的をかなえるのに、何が必要か、わからなかったら、いつでも相談してくださいね^^