「カギャクセー」
カタカナでかくと、わけがわかりませんね。
「可逆性の原理」のお話です。
きっと誰しもが体験したことがあると思います。
なにかしらの運動をはじめてみて、ある日あなたは風邪をひきました。
じゃー風邪をひいている間は休もうってなって(これは無理せず休んでね)、体調がよくなっても、仕事だー、飲み会だー、雨だー、暑いー、寒いー……。
という感じに「しばらく」のつもりが、「長らく」始めた運動から遠ざかった経験、ありませんか?
そう!
その「長らく」やすんだときに、こう思いませんでした?
「あ〜あ、元に戻っちゃったな〜」
正解!!!
そう、その通りなんです。
これが「可逆性の原理」
〜トレーニングで得られた効果は、トレーニングを行なっている間は維持されるが、やめると消失されて行くという原理〜
<NESTA-PFT 教科書より抜粋>
もう、どんな運動の教科書にもかいてある、不変の原理なんです。
だから、運動を始めたあなたに言いたいことは、もうこれに尽きます。
「その運動して、気分も体もよくなった感じを保ちたいのなら、長く続けられるようにやってくださいね。がんばって、最初の方にばば〜っとジムにいって、燃え尽きるのではなくて、細く長くやりましょう」
当たり前のことなんですけど、これ、もう絶対不変の原理なんです。
それをいかに自分のペースに落としこむかが大事なんです。
「やれば効果がでるんじゃなくて、続ければでるのです」
そして、教科書はこのように続きます
〜消失の速度は、トレーニング期間が長いほど緩やかで、短いほど早くなる〜
つまり、長く続けていれば、ちょっと休んでもすぐまた持ち直すことができる。
でも、運動をはじめてみて、すぐヤメちゃった場合は、けっこうすぐに、もったいないことになるよ。
カギャクセーの原理はそのようにいっております。
運動のペースは、週一回は必要。
衰えていく体には、それくらいが、最低ラインのメンテナンス頻度になります。
でも、たとえそのペースで運動ができない事情があったとしても、諦めずにまたつづけてみてください。
だって、ある程度続けていれば、筋力や体力が落ちる速度は、緩やかなのだから。ね?
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