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運動効果を出すための原理①「カギャクセー」

「カギャクセー」

カタカナでかくと、わけがわかりませんね。

 

「可逆性の原理」のお話です。

 

 

 

 

きっと誰しもが体験したことがあると思います。

 

 

 

 

なにかしらの運動をはじめてみて、ある日あなたは風邪をひきました。

じゃー風邪をひいている間は休もうってなって(これは無理せず休んでね)、体調がよくなっても、仕事だー、飲み会だー、雨だー、暑いー、寒いー……。

という感じに「しばらく」のつもりが、「長らく」始めた運動から遠ざかった経験、ありませんか?

 

そう!

その「長らく」やすんだときに、こう思いませんでした?

「あ〜あ、元に戻っちゃったな〜」

 

 

 

正解!!!

 

 

 

そう、その通りなんです。

これが「可逆性の原理」

 

〜トレーニングで得られた効果は、トレーニングを行なっている間は維持されるが、やめると消失されて行くという原理〜

<NESTA-PFT 教科書より抜粋>

 

もう、どんな運動の教科書にもかいてある、不変の原理なんです。

 

 

だから、運動を始めたあなたに言いたいことは、もうこれに尽きます。

 

「その運動して、気分も体もよくなった感じを保ちたいのなら、長く続けられるようにやってくださいね。がんばって、最初の方にばば〜っとジムにいって、燃え尽きるのではなくて、細く長くやりましょう」

 

当たり前のことなんですけど、これ、もう絶対不変の原理なんです。

それをいかに自分のペースに落としこむかが大事なんです。

 

「やれば効果がでるんじゃなくて、続ければでるのです」

 

 

そして、教科書はこのように続きます

〜消失の速度は、トレーニング期間が長いほど緩やかで、短いほど早くなる〜

 

つまり、長く続けていれば、ちょっと休んでもすぐまた持ち直すことができる。

でも、運動をはじめてみて、すぐヤメちゃった場合は、けっこうすぐに、もったいないことになるよ。

 

カギャクセーの原理はそのようにいっております。

 

 

 

運動のペースは、週一回は必要。

衰えていく体には、それくらいが、最低ラインのメンテナンス頻度になります。

でも、たとえそのペースで運動ができない事情があったとしても、諦めずにまたつづけてみてください。

 

だって、ある程度続けていれば、筋力や体力が落ちる速度は、緩やかなのだから。ね?